2014年8月19日火曜日

日本は、捨てたものじゃないどころか、素晴らしい。

 先週,お盆休み2014の中日に,「国立科学博物館」 に行ったという投稿をしました ⇒「m-shige's log: お盆休み2014の中日」.実はこの時,このブログの写真を撮るために愛用しているコンパクトデジカメを落としてしまったのです ⇒「m-shige's log: コンパクトデジカメをリプレース」.おそらく,地球館2階のロビーで休憩しているときに,置き忘れたのだと思います.

 映画館に移動しようと博物館を出る直前に,デジカメがないことに気がついた時は,頭の中が真っ白になりました.急いで館内に戻り,思い当たるところを見て回りましたが,見つけることが出来ませんでした.この時,もう戻ってこないだろうと思いながら,次のデジカメを買うことを考えていました.去年買ったばかりなのに,短い付き合いだった,申し訳ないと.

 最後に,落し物として届いているかもしれないと,一縷の望みを持ちながら,地球館の入り口にあるサービスカウンターに訊ねてみました.メーカー,大きさ,ケースの有無などを訊かれたので,Panasonic製で,カードぐらいの大きさのコンパクトカメラで,紫色の小さな巾着袋に入っていると答えたところ,すぐに私のデジカメを出してくれました.喜んだというより,正直,驚いてしまいました.

 写真を見れば分かるように,これまで大事に使ってきたので,外観は新品と大差ありません.スマホのように登録などのない機器なので,すぐに使い始めることが出来ると思います.もちろん,私がこのようなカメラを拾ったら,絶対にサービスカウンターに届けます.しかし,同じような行為を,他人に期待していませんでした.自分のねじ曲がった心を恥じるばかりです.そして,拾って届けてくれた方には,心より御礼申し上げます.


 2020年東京オリンピック誘致を勝ち取った時の最終プレゼンテーションで,滝川クリステルさんが,「もし皆さんが何かをなくしたとしましょう.それはほとんど必ず皆さんのお手元に戻ります.」 とスピーチしたことが印象に残っています.私は正に,この日本の素晴らしさを体験しました.一度は別れを覚悟し,戻ってきたデジカメ,これからも大事に使っていきます.

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