2015年3月10日火曜日

精密工学会を使い倒す

 来週の火曜日から木曜日までの三日間,東洋大学において 「精密工学会 2015年度春季大会」 が開催されます.私の研究室からは,修士2年3名全員が修士論文の内容を発表するだけでなく,併催される 第22回 「学生会員卒業研究発表講演会」 で,卒研生5名全員が発表を行います.そして今回から,新卒研生5名全員も参加させることにしました.もちろん,発表のない修士1年コンビも応援に駆けつけてくれるでしょう! これで,研究室の総員16名全員が参加する大会となりました.

 大会に参加させるために,新卒研生全員を精密工学会に入会させることになりました.会費は,研究室の経費で支払うことにしました.こんな時こそ,委任経理金の出番です.学生会員の大会参加費は無料ですが,非会員の学生は 7,000円も取られてしまうみたいです.3,600円の年会費なんて安いものです.それに,来年3月の 「学生会員卒業研究発表講演会」 で発表するために,どうせ入会しなければならないのですから,早めに入会しておいた方が色々とオトクなのです.

 例えば,精密工学会が主催する講習会ですが,正会員でも 22,000円,非会員だと 32,000円も取られます.率直に申し上げて,高すぎると思います.私は,色々な学協会で事業企画に関わっていますが,セミナーや講習会で集客に苦戦している一番の原因は,高額な参加費にあると思っています.この参加費が,学生会員はなんと 「無料」 になるのです.私は,全員が会員となった研究室の学生達に,どんどん講習会に参加させることにしました.テキストだけは 2,000円で購入しなければならないのですが,そのぐらい,いくらでも買ってあげます.

 私がサブリーダーを務める企画第1グループが企画した,6月26日(金)に開催されることになっている 第373回講習会 「これぞ金属積層造形 ― 先端研究から活用事例まで」 には,講義などの予定がない学生を全員参加させようと思っています.自分でも楽しみにしている講習会ですし,学生も聴いておいた方がよい内容ですから.他の企画グループが企画した講習会や見学会も素晴らしいものばかりですので,どんどん紹介していきます.

 私は,日々の活動において,視線を組織の外に向ける機会があることが大事だと思っています.学会活動への参加は,その機会として最良のものだと感じています.今回のように学生を巻き込む取り組みは,もっと早くから実践するべきでした.モリシゲ,一生の不覚です.

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