2012年7月19日木曜日

大切なのはコミュニケーションをとろうとする姿勢

が,私がバイブルとしている本「暮らしの絵本 お仕事のマナーとコツ」の冒頭に載っている 「お仕事10か条」の第2条でした.『他人とはまったくかかわりを持たないで完結する仕事はありません。どんな仕事にも必要なのが、コミュニケーション能力。コミュニケーション能力とは、弁舌のたくみさではなく、日頃から他人と会話しようとする姿勢の有無のことをいいます。』『 話術を磨くよりも、何でも話せる人間関係を作ることが大切。』 という解説が添えられていました.

 このブログで私もよく主張していますが,コミュニケーションとは,プッシュ(押す)ではなく,プル(引く)だと認識しています.相手の言うことには耳を貸さず,自分の主張が通るまで折れない人をたまに見ますが,その議論の場にいるだけで残念な気持ちでいっぱいになります.どちらの意見も,完全な間違いではないのだから,すり合わせをしようと議論しているのです.良い所は認めてあげなくては,一方的に折られた側に大変な遺恨が残ります.そんな酷い目にあったら,次回から議論に加わりたくなくなります.そして,声の大きな人の意見だけで動いている,残念な組織に落ちていくでしょう.

 結局は,人間としての成熟度なのだと思います.世の中には,色々な人が,色々なことを考えています.思想が多様化していることを理解して,それぞれの思想の存在を認めたうえで,良い所は認め,悪いところは正していく.もしかしたら,一つも良いところを見つけることができなくて,全てを否定してしまうかもしれません.それはそれで,仕方ないことだと思います.大切なことは,相手の意見を最後まで聞くこと.意見の一部が気に入らないからといって,全てを否定しないこと.自分の意見の問題点が正しく指摘されたら,潔くそれを認めること.そして最後に,キレないこと(笑)

 なかなかいいこと言ってるな,自分! 学生にも,きちんと対応しよう…

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