2012年4月14日土曜日

三匹のおっさん

という文庫本を読了しました.あまりこういう本は買わないのですが,知り合いの「1961年生れの山羊座・O型。金型屋の社長」さんが,ブログで絶賛しているのを見ていたところ,木曜日の大阪出張の時に,品川駅の新幹線乗り場の書店にあるのを見つけて衝動買いしてしまいました.往復の車内で五話読んで,今日,最後の六話を読みました.読むのが遅くて,飽きっぽいと自覚している私が,こんなに短時間で読み切るということは,面白かったということです.
 還暦前後の三人のおっさんが,町内の悪事を解決するという,現代版時代劇のような内容なのですが,非常にテンポのよい文章です.キャラの作りがよくて,三匹のおっさんと二人の高校生に,感情移入していることを自覚しました.年配の人が好きそうだと思っていたら,あとがきにもそのようなことが書いてありましたね.「昔の町内は,こんな感じだったなぁ」などど,とっても懐かしい気持ちになる内容で,自分が歳を取ったことを実感させられました(笑)
 そして,自分の親に会いたくなりました.だから,明日のゴルフにかこつけて,これから実家に帰るんです.相変わらず,影響されやすい性格ですね(笑) こんな気持にさせてくれる本を紹介してくれた松井さんに感謝です.
 続編の「三匹のおっさん ふたたび」も刊行されているようなので,これも買って読んでみることにします.

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